【漫才台本書き起こしと感想】恐怖の体験【パンクブーブー】

セリフ左:佐藤哲夫
セリフ右:黒瀬純

あ~あ~。
佐藤!いないのか?
あっ開いてる。
あれ?佐藤何やってんだお前昨日から電話も出ないでさ。
聞いてくれよ。
うん?
恐ろしい目に遭ったんだ。
恐ろしい目?何?
うちの近くに幽霊が出るってうわさの病院があるだろ?
あぁあそこの病院なうん。
実は俺昨日の夜にそこに忍び込んだんだよ。
えっ?あそこ行ったんだお前すげぇなよく行けたな。
まず俺は裏口からゆっくりと呪われながら入って行ったんだ。
早速?あれ?えっもう?もう呪われんの?
早くない?展開。
そしたらその時だよ。
うぅ~うぅ~。
…っていう女のすすり泣く声がやんだんだよ。
あっやんだんだ。
やんだんだよ。
やんだんだどういうこと?
そしたら次の瞬間
カツ~ンカツ~ン。
えっ何?
カツ~ンカツ~ン。
何?
もう明らかに俺が履いてるハイヒールとは別のハイヒールの音が…
お前ハイヒール履いてんの?
俺はハイヒール履いてるけど…。
えっ何でお前がハイヒール履いてんの?
今俺のファッションはどうでもいいんだよ。
めちゃくちゃ気になるけどな。
別のハイヒールの音が近づいて来んだ。
俺はもうそれでびっくりしそうになって。
しないんだそこ何でだろう?
で急いで逃げようとしたらよ。
うん。
ポンポンって。
えっえっ?
誰かに何かをたたかれたんだよ。
何かは肩だよ!
何だよお前。
何かなと思ってパッと見てみたらそこには血がべっとり付いてて。
うわ怖ぁ何だよそれ。
俺このままじゃダサいと思って急いでジャンパーをリバーシブルにして。
そっちが気になるの?
ダサいじゃん。
そこじゃないよ今絶対。
バッて見たら女の人が立ってて。
うわえっ!?
その女がよまるで鬼のような形相を浮かべてる
俺に向かって。
あっお前がか。
どういう感情?分かんないけど。
「私を殺したのはお前か」って言って来たんだよ。
怖えぇ!何だよそれ!
だから俺は「いえ違います」っつったんだよ。
そしたらもうそっからは水掛け論。
言い合ったんだ。
「違います」。
幽霊と。
「絶対お前だ」。
結構ラリーが続いたんだ言葉のラリー。
でそんなん言いながらその女がス~っと消えたんだよ。
俺怖くなって逃げようとしたんだけどなぜかうまく走れないんだよ。
ハイヒールだよそれ。
そんなもん履くからだよお前が。
それでも何とか家にたどり着いてパッと鏡を見てみたら
もう着てる服が全然違う服になってたんだよ。
リバーシブル!
いいかげんにしろバカ!
 
ボケの数が多いのがすごい。
 
予想を裏切る文章だけで会話しています。
 
分かりやすいので、ボケ中に観客が気づいて笑いう場面が多い。
 
 
おわり